昨今、老後資金問題や金融市場のなどのニュースがテレビやネットメディアなどで大きく取り上げられるようになってきています。
また、インターネットに記事やyoutubeなど様々なところで私のような一般のサラリーマンでも投資の情報を集めることができるようになってきました。
この記事を読んでいただいている方には、これから資産運用を始めてみようと思っているもいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から言わせていただきますとつみたてNISAは投資について詳しくなくても始めることをおすすめする制度です
当記事では、つみたてNISAの細かい内容というよりは、
なぜおすすめなのかという点についてリスクにも触れながら解説したいと思います
積立NISAとは?特徴も
つみたてNISAとは、少額非課税投資制度のことを言います
また特徴としては下記のような内容があります
1.積立型の投資
2.投資の期間
3.投資対象について
4.つみたてNISAができる人
1.積立型の投資
年間40万円の枠で定期継続買い付けを行います(毎月決まった日)
→一括でどーんとまとめて投資をするといったことはできません
2.期間は最長20年間
つみたてNISAは、投資をした収益についてかかる税金が最長で20年間非課税となります
税金は運用益の20.315%発生します(2021年6月時点)
3.投資対象
投資対象は、投資信託やETF(上場投資信託)となります
個別の株式や金などのコモディティには対応していません
これは長期運用に適したものを対象とするためです
4.つみたてNISAができる人
国内在住の20歳以上の方です
ですので、特別な必要条件などはありません
おすすめの運用方法
証券口座開設からつみたてNISAの申し込み、実際の商品を選定して購入する流れになりますが
一番のおすすめは楽天証券で口座開設をして、楽天カードで積立を設定することです
楽天カードの投資信託購入で購入金額5万円まで1%のポイントバックがあります
つみたてNISAが毎月33,333円と投資信託を16,667円購入することで最大限のポイントバック(500P)を得られます。さらにそのポイントを使って投資信託を購入するということが可能になります。長期でつみたてをしていく場合、1%というのは非常に大きな数字になります。
なぜ積立NISAからなのか
これも投資を始めたての初心者におすすめできるポイントがあります
1.国(金融庁)が投資先を選んでくれる
2.投資信託及びETFで運用(プロが運用してくれる)
3.途中解約が可能
1.投資先を金融庁が選んでくれる
投資先(つみたてNISAの場合は、投資信託及びETF)とひとことで言ってもその先は、自分で選ぶとなると途方もない数が存在します。しかし、つみたてNISAの場合は、金融庁が長期投資に適した優良な投資信託やETFを絞り込んでくれています
現在は、193本の商品数がラインナップされています(2020年12月金融庁開示資料より)
2.投資信託及びETFで運用(プロが運用してくれる)
これも投資信託及びETFへの投資となるため、自分で個別銘柄や債券などを選別して運用するという手間がありませんし、プロの投資家が銘柄選定してくれているので安心感があるかと思います。
3.途中解約が可能
基本的には、20年間いっぱいで積立を行うことがいいとは思いますが、人生何があるかわかりません。突然お金が必要になる時もあるかもしれません。そうした時に、つみたてNISAの場合は解約して現金化することもできます。当然この場合も運用益は非課税です
iDeCoの場合は、60歳まで基本的に解約ができません
つみたてNISAをするとどうなるの?
「未来のことはわからないのでどうなっているかわかりません」
というのが一番正しい答えだといえます
しかし、それでは元も子もありません
そこで過去の実績からこうなる可能性が高いというものをデータを示しながら
リスク・リターンについてお伝えしたいと思います
金融庁が下記のようなリターン実績について公開しています
(出典:金融庁HPより)
上が5年間積立てをした場合
下が20年間積立てをした場合のリターンとなっています
5年という短期間では元本割れ(損)が発生する可能性があるのに対し、20年間運用した場合について元本割れの発生がないのと平均で大体年間4%程度のリターンを得ることができています。
ここで注意して欲しいことがあります
「長期で積立すればほとんど元本割れをしない」との紹介が目立ちます
確かに、先述の通り長期間の積立投資であれば元本割れ(損失)する可能性は低いと思いますがそれをほぼ元本割れなしと表現するのはリスクを過小評価している気もします
あくまで過去の実績は、これからの未来を保証してくれるものではありません
例えば
直近の10年間の間につみたてNISAで人気のS&P500に連動する投資信託では、株価の下落に伴い30%以上評価額が下落したこともあります。
これは
仮に10万円運用していた場合には7万円に(マイナス3万円)
100万円運用していた場合には70万円(マイナス30万円)
となることを意味します
金額が大きくなればなるほど変動幅も大きくなってきます。こうした下落の際にも愚直に積立てしていくことが難しい場合も出てくるかもしれません。
ここまで良さげなことばかり言ってきたのに何だそれと思われるかもしれませんがリスクについても理解をしておくことで下落局面でも継続をすることができるようになると思います
それでもおすすめしたい理由
リスクがある中でそれでもおすすめしたいのには理由があります
リスクがあったとしてもそれを上回るリターンが期待できるからです
例として金融庁のリターン実績の表を参考に年利4%で20年間つみたてNISAで運用を行なったとしましょう
その場合下記のようなリターンとなります
分かりやすく、つみたて金額は33,000円としています
結果は、毎月33,000円年利4万円で20年間積立すると元本792万円に対して、収益4,126,084円と
400万円以上の運用益を出すことができています。
普通に貯金で資産形成をするとリスクはほぼないと言えますが、このようなリターンを得ることはできません
銀行の金利は0.001%(2021年6月)となっていますので、同じ運用をすると800円弱増えるような計算となります
これほど資産を増やすことはなかなか簡単なことではありません。
まして、国の後押しがあり通常かかってくる税金(20.315%)も非課税になる制度です
私にとっては、リターンの方が大きいと考えるには十分すぎる材料でした
上記で取りあげたS&P500の指数についても暴落について書きましたが今年に入って史上最高値を更新おり、
暴落時も愚直に積み立てをすることができているならば大きなリターンを得る結果になっています
まとめとお伝えしたいこと
・つみたてNISAは、国の実施する少額積立投資の非課税制度
・つみたてNISAの基本的な特徴はおさえておこう
・リスクとリターンを考慮したうえでおすすめする制度
「投資は自己責任で」というのは当然ですが、
「投資は自由だ」とも言えます
投資をするのには、場合によって年齢制限などの条件がありますが、基本的には誰でも参加することができます。今では有益な情報も溢れています。
今回の記事では、約33,000円のつみたてと記載しましたが、この金額も人それぞれでいいと思っています。満額でもいいし、月1万円でもいい、月3000円からだっていいです
そうです、自由です。スタートすれば投資について考えるようになりますし試行錯誤しながらあなたのやり方を見つけていけばいいと思います
あなたが自身の投資を見つけることの一助となれれば幸いです
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました
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